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2026.05.16

【2026年最新】デジタル化・AI導入補助金とは?宮古島・石垣島の事業者向けに補助率・申請の流れを徹底解説

この記事のポイント

・旧「IT導入補助金」が2026年から「デジタル化・AI導入補助金」に名称・制度を刷新

・最大補助額450万円(通常枠)、複数社連携枠は最大3,000万円

・補助率は原則1/2。小規模事業者は要件達成で最大4/5(80%)に引き上げ可能

・AIツール・会計ソフト・受発注システムなど幅広いITツールが対象

・2026年度の申請締切は5月・6月・7月・8月の全4回

「ITツールを入れたいが費用が心配」「AIを使って業務を効率化したいが何から始めればいいか分からない」——宮古島・石垣島で事業を営む方から、こうした声をよく聞きます。

そうした事業者を後押しする国の補助金が、2026年度から「デジタル化・AI導入補助金」として新たなスタートを切りました。旧・IT導入補助金の後継制度で、AI機能を持つツールへの対応を強化し、使い勝手が向上しています。

本記事では、宮古島・石垣島の中小企業・個人事業主が補助金を最大限に活用できるよう、制度の仕組みから申請の流れまで詳しく解説します。

デジタル化・AI導入補助金2026とは

デジタル化・AI導入補助金(正式名称:中小企業デジタル化・AI導入支援事業)は、中小企業・小規模事業者の労働生産性向上を目的に、国(中小企業庁)が主導する補助金です。独立行政法人中小企業基盤整備機構が採択事務を担い、TOPPAN株式会社が事務局として運営しています。

2026年度(令和8年度)より、従来の「IT導入補助金」から名称を変更し、AI機能を持つITツールへの対応を明確化。AI搭載ツールの検索・絞り込みが可能になるなど、時代に合わせた制度改革が行われました。

制度の基本情報

項目内容
制度名デジタル化・AI導入補助金2026(中小企業デジタル化・AI導入支援事業)
所管中小企業庁
運営事務局TOPPAN株式会社(中小企業基盤整備機構が採択)
対象者中小企業・小規模事業者、個人事業主
最大補助額450万円(通常枠)/3,000万円(複数者連携枠)
補助率1/2〜4/5(申請枠・事業者規模による)
公式サイトhttps://it-shien.smrj.go.jp/

旧IT導入補助金からの主な変更点

2026年度から大きく変わった点を押さえておきましょう。

変更点1:AI搭載ツールの明確化

公式サイトで「AI機能あり」でツールを絞り込み検索できるようになりました。ChatGPTなどの生成AIを活用したツールや、AI自動翻訳・AI在庫管理など、AI機能を持つソフトウェアが対象として明示されています。宮古島・石垣島の飲食・観光・建設業でも活用が進んでいるAIツールが対象になります。

変更点2:省力化ナビ診断の必須化

交付申請にあたり、事前に「省力化ナビ」での診断実施が必須となりました。自社の業務課題をデジタル診断することで、適切なITツールを選定しやすくなる仕組みです。申請前に時間的な余裕を持って取り組む必要があります。

変更点3:SECURITY ACTION自己宣言の必須化

情報セキュリティ対策の取り組みを示す「SECURITY ACTION」(または)の自己宣言IDの登録が申請手続きで必須になりました。取得に約1週間程度かかるため、申請期限直前ではなく早めに手続きを進めてください。

変更点4:リピート申請者への賃上げ要件追加

過去に補助金を受けた事業者(2回目以降の申請者)は、3年間の事業計画を作成し、従業員給与の年平均成長率を「物価安定の目標(2%)+1.5%」以上向上させることが求められます。目標未達の場合は補助金の一部または全額返還が求められます。

変更点5:150万円以上申請者への賃上げ要件

150万円以上の補助を申請する場合、給与成長率3%以上・地域別最低賃金+30円以上の達成が必須条件となりました。

注意:補助金を受け取った後も、労働生産性向上目標(1年後に3%以上、リピート申請者は4%以上)の達成が求められます。未達の場合は返還リスクがあります。導入ツールが本当に業務改善につながるかを事前に十分に検討してください。

5つの申請枠を詳しく解説

デジタル化・AI導入補助金2026には、目的・事業規模・状況に応じた5つの申請枠があります。自社の状況に最もマッチする枠を選ぶことが、補助金活用の第一歩です。

枠1:通常枠(最もスタンダードな申請枠)

補助率 1/2以内 補助額 5万円〜450万円

業務効率化・生産性向上を目的とした基本の申請枠です。会計ソフト・受発注システム・予約管理・勤怠管理・AI業務支援ツールなど幅広いITツールが対象になります。

  • 1〜3プロセス対応のツール:補助額 5万円〜150万円未満
  • 4プロセス以上対応のツール:補助額 150万円〜450万円以下

小規模事業者は賃上げ等の要件を達成することで補助率が最大4/5(80%)に引き上がります。

枠2:インボイス枠(インボイス対応類型)

補助率 3/4〜4/5 補助額 最大350万円

インボイス制度(適格請求書等保存方式)に対応した会計・受発注ソフトの導入を支援する枠です。補助率が通常枠より高く設定されており、インボイス未対応の事業者にとって特に有利な選択肢です。

  • PC・タブレット・レジ・券売機などのハードウェアも補助対象(補助率1/2)
  • 小規模事業者はさらに手厚い補助率が適用
枠3:インボイス枠(電子取引類型)

補助率 1/2〜2/3 補助額 最大350万円

発注企業が取引先(受注企業)にITツールを無償で提供・導入支援する際に適用される枠です。取引先のデジタル化を一括支援したい場合に有効です。宮古島・石垣島の元請け企業が下請け・協力会社のデジタル化を後押しする際にも活用できます。

枠4:セキュリティ対策推進枠

補助率 1/2〜2/3 補助額 5万円〜150万円

サイバー攻撃・情報漏洩対策などのセキュリティツール・サービスの導入を支援する枠です。テレワーク対応・リモートアクセスのセキュリティ強化、ウイルス対策ソフトの法人契約なども対象になります。観光・宿泊業で顧客情報を扱う事業者にも重要な枠です。

枠5:複数者連携デジタル化・AI導入枠

補助率 2/3以内 補助額 最大3,000万円

10者以上の中小企業・小規模事業者が連携して共同でITツール・AIを導入する際に適用される枠です。商工会・商工会議所・業界団体などが取りまとめ役となるケースが多く、一社では導入しにくい大規模なシステムを共同で整備できます。宮古島・石垣島の地域産業全体のデジタル化に有効な枠です。

対象事業者の要件

以下の要件を全て満たす事業者が対象です。

項目要件
事業者区分法人(株式会社・合同会社・NPO法人など)または個人事業主
規模(法人)資本金3億円以下、または従業員数300人以下(業種により異なる場合あり)
日本国内での事業日本国内で事業を実施していること
GビズIDプライム申請時点でGビズIDプライムアカウントを保有していること
SECURITY ACTIONまたはの自己宣言を完了していること
省力化ナビ診断事前に省力化ナビでの診断を実施していること
IT導入支援事業者公式に登録されたIT導入支援事業者を通じて申請すること
小規模事業者の定義(業種別):
製造業・建設業・運輸業は従業員20人以下。卸売業・小売業・サービス業は従業員5人以下。これに該当する場合、補助率の引き上げ優遇が受けられます。宮古島・石垣島の多くの事業者が小規模事業者に該当します。

補助対象経費

主な対象経費

  • ITツール(ソフトウェア)の購入費・ライセンス費用
  • クラウドサービスの利用料(最大2年分)
  • 導入設定・マニュアル整備・導入研修費用
  • 保守・サポート費用
  • 導入コンサルティング・活用コンサルティング費用
  • PC・タブレット・レジ・券売機などのハードウェア(インボイス枠のみ)

対象外となる主な経費

  • 既存ツールのバージョンアップ・カスタマイズのみの費用
  • 自社向けアプリ・ソフトウェアの新規開発費
  • 自社ホームページ(HP)の制作・更新費用
  • EC販売のみを目的としたシステム
  • 消費税(税抜き額が補助対象)
  • 個人使用を目的とした機器・ソフト
宮古島・石垣島での活用例:
飲食業→POSレジ・予約管理AI導入、観光・宿泊業→多言語AI翻訳ツール・宿泊管理システム導入、建設業→工程管理・施工記録アプリ導入、農漁業→在庫・出荷管理ソフト導入、小売業→会計ソフト・インボイス対応システム導入

補助率・補助額の一覧比較

申請枠 補助率 補助額(上限) 主な対象
通常枠(中小) 1/2 450万円 業務効率化全般
通常枠(小規模) 最大4/5 450万円 小規模向け優遇
インボイス枠(対応類型) 3/4〜4/5 350万円 インボイス対応ソフト
インボイス枠(電子取引類型) 1/2〜2/3 350万円 取引先へツール提供
セキュリティ対策推進枠 1/2〜2/3 150万円 サイバー対策
複数者連携枠 2/3 3,000万円 10社以上の連携

申請の流れ(ステップガイド)

  1. GビズIDプライムを取得する(約2週間) 法人・個人事業主の方は「GビズID」の「プライム」アカウントが必須です。申請から発行まで約2週間かかるため、最初に手続きを開始してください。すでに持っている方はスキップ可。
  2. SECURITY ACTIONの自己宣言を行う(約1週間) 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)の「SECURITY ACTION」サイトで、またはの自己宣言を実施します。宣言ID取得まで約1週間かかります。
  3. 省力化ナビで事業診断を受ける 2026年度から必須化された診断ツール「省力化ナビ」で、自社の業務課題をデジタル診断します。診断結果をもとに、適切なITツールの選定につなげます。
  4. IT導入支援事業者を選定・相談する 公式サイト(it-shien.smrj.go.jp)に登録されたIT導入支援事業者に相談し、補助対象ツールを選びます。申請は必ず支援事業者を通じて行う必要があります。
  5. ITツール・申請枠を確定する 支援事業者と連携して、自社の課題解決に最適なITツールと申請枠を確定します。ツールが公式ツール一覧に登録済みであることを必ず確認してください。
  6. 交付申請を行う(電子申請のみ) GビズIDプライムでログインし、申請フォームから必要情報を入力・提出します。申請は電子申請のみで、郵送・窓口での申請は受け付けていません。
  7. 交付決定を受ける(申請から約1ヶ月) 審査を経て交付決定通知が届きます。交付決定後でないと、補助対象のITツール導入・契約・支払いを開始できません。
  8. ITツールを導入・支払いを完了する 交付決定後にツールの導入・契約・支払いを行います。交付決定前の発注・契約・支払いは補助対象外となるため注意が必要です。
  9. 実績報告を提出する(導入完了後) ツール導入後、実績報告として領収書・請求書・支払い証明等を提出します。確認・審査後に補助金が振り込まれます。
  10. 効果報告を行う(1〜3年後) 導入後の労働生産性向上の効果について、所定の方法で報告を行います。目標値(1年後3%以上向上)の達成が求められます。
絶対に守るべき順序:交付決定の通知を受ける前に、ITツールの発注・契約・支払いを行った場合は補助対象外になります。「先に導入してしまってから申請する」という方法は使えません。必ず申請→交付決定→発注・契約・支払いの順で進めてください。

2026年度の申請スケジュール

2026年度(令和8年度)申請スケジュール

2026年1月30日
事前登録受付開始
2026年2月27日
公募開始
2026年3月30日
交付申請受付開始
2026年5月12日
第1回締切(交付決定:6月中旬頃)
2026年6月15日
第2回締切(交付決定:7月中旬頃)
2026年7月21日
第3回締切(交付決定:8月下旬頃)
2026年8月25日
第4回締切(予定)(交付決定:9月下旬頃)
注意:第1回(5月12日)の締切はすでに経過しています。現在は第2回(6月15日)に向けて申請を進めるタイミングです。GビズIDプライムの取得に2週間・SECURITY ACTIONに1週間かかるため、今すぐ準備を開始してください。

採択率を上げるための3つのポイント

ポイント1:「課題→ツール→効果」を明確に書く

審査では「なぜこのツールが必要か」が重視されます。単に「AIを導入したい」ではなく、「繁忙期の予約対応に1日3時間かかっている→AIチャットボット導入→対応時間を50%削減」のように、具体的な課題と導入後の数値目標を紐づけて記載することが採択につながります。

ポイント2:登録済みのツール・支援事業者を必ず確認する

補助の対象になるのは、公式ツール一覧に登録されたITツールのみです。気に入ったツールがあっても、登録されていなければ補助対象外になります。支援事業者選びも重要で、申請経験が豊富な事業者を選ぶことで書類不備を防げます。

ポイント3:賃上げ・生産性向上の計画を具体化しておく

150万円以上の補助を申請する場合、賃上げ計画の具体性が求められます。現在の従業員給与の水準と、3年後の目標を事前に試算しておくと申請書の質が上がります。また、導入後の生産性向上効果を数値で示せる業務(時間短縮・コスト削減など)を選定することが重要です。

よくある質問

Q. 個人事業主でも申請できますか?

はい、申請可能です。ただし、GビズIDプライムの取得・SECURITY ACTION宣言・省力化ナビ診断は個人事業主も必須です。また、消費税の課税事業者であれば税抜き金額が補助対象となります。

Q. 以前IT導入補助金を受けたことがあります。また申請できますか?

申請できますが、2回目以降は「賃上げ要件」が追加されます。3年間で従業員給与の年平均成長率を物価安定目標(2%)+1.5%以上向上させる事業計画の提出が必要です。未達の場合は補助金の返還が求められるため、実現可能な計画を立てることが重要です。

Q. AIツールとは具体的にどんなものですか?

公式サイトの登録ツール一覧で「AI機能あり」と表示されているツールが該当します。例として、AI自動翻訳・AI議事録作成・AI在庫予測・AI-OCR(文書読み取り)・AI予約管理・AIチャットボットなどがあります。ChatGPT等の汎用AIサービスは原則対象外ですが、業務特化型AI搭載SaaSは多数登録されています。

Q. 宮古島・石垣島の事業者でも申請できますか?

はい、全国の中小企業・小規模事業者が対象です。申請はオンラインで完結するため、離島に拠点を置く事業者でも問題なく手続きできます。沖縄県内のIT導入支援事業者(公式登録済み)と連携するか、オンラインで県外の支援事業者と手続きを進めることも可能です。

Q. 宮古島・石垣島には窓口相談できる場所はありますか?

宮古島商工会議所・石垣島の石垣商工会議所でも補助金に関する相談を受け付けています。また、沖縄県産業振興公社(那覇市)のIT支援窓口でも対応しています。補助金申請自体はオンライン完結ですが、初めての方は支援事業者または商工会議所への事前相談をおすすめします。

Q. IT導入補助金と他の補助金は併用できますか?

原則として、同一のITツール・経費に対して国の他の補助金と重複して受給することはできません。ただし、沖縄県の補助金(デジタル化支援事業など)とは補助対象経費が異なる場合は併用できるケースもあります。個別の状況は支援事業者または専門家(中小企業診断士・行政書士)に確認してください。

まとめ

デジタル化・AI導入補助金2026は、宮古島・石垣島の事業者にとって、ITツール・AI導入コストを大幅に抑えられる貴重な制度です。

  • 旧IT導入補助金から名称変更し、AI機能対応ツールを明確化
  • 最大450万円(小規模事業者は補助率最大4/5)の手厚い支援
  • 2026年度は全4回の申請チャンス(第2回締切:6月15日)
  • 申請はGビズIDプライム・SECURITY ACTION・省力化ナビが必須
  • 必ず「交付決定後」にツール導入・支払いを行うこと

まずは事前準備(GビズIDの取得、SECURITY ACTIONの宣言)を今日から始めることをおすすめします。詳細は公式サイト(https://it-shien.smrj.go.jp/)でご確認ください。

公式情報リンク:
デジタル化・AI導入補助金2026 公式サイト:https://it-shien.smrj.go.jp/
公募要領(通常枠)PDF:https://it-shien.smrj.go.jp/pdf/it2026_koubo_tsujyo.pdf
中小企業庁 概要資料:https://www.chusho.meti.go.jp/koukai/yosan/r8/digital_ai_summary.pdf

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